アンレコ(未計上債務の調査 )でジーニアルAIを活用する方法をご紹介します。
その1では、突合機能を使う方法をご紹介します。
(その2では、データ抽出と詳細検索を使う方法をご紹介します。)
手順
- 販管費の仕訳データを準備
- 期末月の販管費仕訳データを開く
- 1,000明細行以内に減らす
(人件費などのアンレコ対象外の勘定科目を削除)
請求書をインポート
翌期首から現在までにクライアントへ届いた請求書をインポート
(手順6のために請求書1件が1ファイルになるよう準備)- 証憑突合
- 突合列を選択
仕訳データと証憑を照合する対象列(例:取引先名、発行日、金額)を指定します。 - 突合キーを設定
必ず紐づけたい列(例:取引先名)を指定します。 - 突合を実行
[この条件で実行する]をクリックます。
- 突合列を選択
突合結果をレビュー
突合結果をレビューして突合設定がデータに合っていたか確認します。特に、突合キーの設定がデータに適しているかをチェックしましょう。
もし突合設定を修正すれば改善できる場合は再突合を実行します。- 仕訳されていない請求書を調査
- ジーニアルAIの[≡]から、[証憑一覧]を選択
- 紐づかなかった証憑のみを表示
当期に発生したのに計上されていない販管費がないか調査します。
※ 以上の使い方は一例です。期間、勘定科目、証憑の種類などによって異なります。
- ジーニアルAIの[≡]から、[証憑一覧]を選択
機能の特長
証憑突合を実行する手順はたったの3ステップ。
- 突合列を選択:ハイライトしたい列を選びます。
- 突合キーを選択:必ず紐づけたい列を選びます。
- 突合を実行:セルと一致した証憑の場所がハイライトされます。
アンレコに限らず、確認状の照合、他の詳細テスト、内部統制運用テストなど、様々な照合作業に証憑突合機能を利用できます。
証憑突合のページで手順を詳しく解説しているので、初めての方も簡単に突合を実行できます。
突合キー設定のポイント
「突合キー」(必ず紐づけたい列)に基づいて、証憑を厳密に突合できます。
例えば、毎月同額で発行される請求書に対して、取引先名や日付を突合キーと設定することで、正確に母集団明細行と紐付けることができます。
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