ジーニアルAIには、効率的に突合を行うための【突合条件の設定】を機能として備えています。
何も設定しなければ「あいまいな検索」となり、1行あたりに複数の証憑が関連付くことになります。
そのような場合[突合キー]を設定することで、証憑を正確に関連付けを行うことが可能です。
このページを閲覧することで、突合条件の設定についての応用操作方法を学ぶことができます。
1.【突合キー】とは
【突合キー】とは、Excelシート上の明細行とファイルとを紐付ける処理で利用する列のことです。
つまり1行の明細行は、ファイル(PDF/画像)と紐付けられ、行のどのセルをクリックしても、同じファイルが開かれ、それぞれの一致する箇所に遷移されます。
突合キーを設定しないと、AIがエクセルの明細行とファイルを比較し、自動で紐づけを行います。
似たようなファイルが複数含まれる場合には、AIで判断ができず複数のファイルが紐づいてしまいます。
複数紐づいてしまった場合には、[突合キー]に✓を入れることでファイルを正確に関連付けることができます。
2.【突合キー】の使用方法について
- [突合を実行]or[再突合]を行う際に【突合条件の確認】ダイアログが表示されます
- 突合対象の列がすべて表示され、突合キーのチェックボックスが表示されます
※デフォルトはチェックが入っていません - チェックボックスに✓を入れることで突合キーとして使用されます
3.【突合キー】の使用例
先ほどの1行に複数ファイル関連付いた下記の例を使用して設定変更を行います。
- [突合を実行]or[再突合]を行う際に【突合条件の設定】ダイアログが表示されます
- 突合対象の列がすべて表示され、チェックボックスが表示されます
※デフォルトはチェックが入っていません - 突合キーはD列の[補助科目]とM列の[借方金額]に✓を入れます
- [この条件で実行する ]をクリックします
- 明細行1行に対し1つのファイルが正しく関連付きました
- 突合キーの設定によっては、水色とオレンジ色のハイライトが存在します。
・水色(AND条件):すべての突合キーと一致した書類と照合できたセル
・オレンジ色(OR条件):いずれかの突合キーと一致した書類と照合できたセル
オレンジ色のセルと書類を見比べて、選択中の明細行と一致している書類だと確認できた場合は、一致判定結果を[候補]から[一致]へ変更します。
オレンジ色から水色へハイライトが自動で変更されます。
証憑の表示条件を変更する場合は、突合キー[指定あり⚙]をクリックして、【証憑の表示条件変更】を表示します。
突合実行時に指定した突合キーをクリックすることで、突合キーをAND条件にするのかOR条件にするのか切り替えることができます。
[適用する]をクリックすると証憑の表示条件を変更することができます。
<次のナレッジ候補>
- 同一価格が毎月発生している(賃料や定額契約)場合の突合設定の方法
- 関連付けを追加・解除する
関連付けできなかったファイルがある場合、関連付けを修正する必要があります。 - 突合対象の列を指定する方法について
- 突合条件の設定【年月日のみ一致】について
- 証憑突合を始める-応用編(チューニングモード)
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