本マニュアルは、ジーニアルAIのインストールが完了した後の証憑突合の基本操作について記載した資料です。
Excelへのインストール方法や環境設定については別の資料に記載する予定です。
目次
- 証憑のインポートについて
- 証憑カテゴリーについて
- 突合条件の設定について
- 証憑突合結果の確認について
- キーワード検索について
- テキストクリップについて
- テーブルクリップについて
- もっと詳しい突合条件の設定について
証憑のインポートについて
ジーニアルAIの証憑突合の基本的な操作のインポートについて解説します。
インポートが可能な書類には制限があるためご注意ください。
注意事項
- ファイルはPCのローカルファイルからインポートを行ってください(Zipやクラウド経由不可)
- ファイル数の上限はページ数あたりの合計が2000ページまで、ファイル当たり130ファイルまで
- 対象ファイル(PDF/PNG/JPEG/TIFF/BMP形式対応)
- ファイルやフォルダの選択、ドラッグ&ドロップ、またはクリップボードからの貼り付けにより書類をインポート
※「クリップボードから貼り付け」を使用する場合、インポートしたい情報を事前にクリップボードにコピーしておく必要があります。
補足情報- 一度に複数のファイルをインポートできます
- ドラッグアンドドロップでもインポートできます
- 読み込みができないファイルがある場合はエラーが表示されます。
- インポートが正常に完了すると、確認画面が表示されます。
[OK]をクリックすると証憑突合画面へ遷移します。
証憑カテゴリーについて
ジーニアルAIでは、インポートした書類を分類するためのカテゴリーを設定することができます。
カテゴリー単位で突合結果を確認できるため、例えば請求書についての照合結果を調書に記入するといったカテゴリーごとに区別して進めなければならなかった作業がよりスムーズに実施できます。
- 【証憑一覧】画面で該当ファイルにチェックを入れ、カテゴリー追加のアイコンをクリック
※カテゴリーを追加したい証憑が1ファイルの場合は、該当ファイル横のカテゴリー追加のアイコンをクリック
※ファイル名やインポートパスで証憑を検索することができます。 - [+新しいカテゴリーを追加する]からカテゴリー名を入力し、[✓]をクリック
- [適用]をクリック
- 確認画面で[OK]をクリック
- 作成したカテゴリーに証憑が追加されます
※【証憑画像確認】画面と【証憑突合】画面では、ファイル名左の「〇」より新しいカテゴリーの追加ができます。
【カテゴリー編集】画面では「カテゴリー名」と「カテゴリー色」の編集と、「カテゴリーの削除」ができます
突合条件の設定について
インポートが完了すると突合条件の設定が可能な画面に切り替わります。(画面上は左側にExcelデータ、右側に突合を実行ボタンがある状態)
- 突合したい列を[Ctrl]を押したまま選択し、[突合を実行]をクリックします。
※列を選択しない場合でも突合は実行できます。
- 突合条件の確認のダイアログが表示されます。[この条件で実行する]をクリックすることで突合が開始されます。
証憑突合結果の確認について
証憑突合が完了すると証憑に記載されている項目と合致するセルがある場合に水色もしくはオレンジ色にハイライトされます。ハイライトされたセルをクリックすることで該当する証憑を素早く閲覧することができます。証憑を探す時間・該当項目を見つける時間を削減することが可能です。
- ハイライトされたセルをクリック
- 選択したセルに対応する証憑の範囲がハイライトされます
- セルが白いままの場合は、該当する証憑がないもしくは、うまく紐づいていない場合があります。
目視でチェック
キーワード検索について
表示されている証憑の中にあるキーワードを検索することも可能です (日本語、英語、数字、日付など) 。
- 証憑内で検索したいキーワードを入力
検索結果が表示され、一致箇所が黄色でハイライト表示される
証憑内に膨大なテキストがある際や、細かい数値を検索する際に有用です。
テキストクリップについて
ジーニアルAIには、副機能としてテキストクリップ機能があります。
テキストクリップ機能は、証憑内のテキストを範囲選択することで、セルへ転記できる機能です。
証憑が画像化されている場合、通常はコピー&ペーストができず手入力が必要ですが、本機能を使うことで画像ファイルでもセルへ転記することが可能になります。
- ジーニアルAIの[≡]から[証憑画像確認]もしくは[証憑突合]を選択
- 転記先のセルをクリック
テキストクリップボタンをクリック
- コピーしたいテキストを範囲選択
- セルへ転記される
テーブルクリップについて
ジーニアルAIには、副機能としてテーブルクリップ機能があります。
テーブルクリップ機能は、書類(PDF、画像)内の表(テーブル)の情報をセルへ転記できる機能です。
- ジーニアルAIの[≡]から[証憑画像確認]を選択
コピーしたい表がある証憑へ移動し、転記したいセルをクリック
テーブルクリップボタンをクリック
- AIが表を解析するのを待ち、
[転記実行]をクリック
- セルへ転記される
もっと詳しい突合条件の設定について
①あいまいモード
ジーニアルAIには、突合結果を大きく変化させる「突合条件の設定」があります。
突合条件は使い方次第で突合結果が変化する機能となっており、用途に応じて使い分ける必要があります。
いくつかのパターンに分けてご紹介します。
- 列指定せず、[突合を実行]をクリック
- 【突合条件の確認】では設定せずに[この条件で実行する]をクリック
- 列全体を検索するため、水色にハイライトされた箇所が多い結果になります
※列全体を検索しているため、水色にハイライトされた箇所が多い結果になりました。
1セルあたり複数の証憑が紐づいた結果です。本来は1つの証憑が紐づけば良いところ、複数の証憑が紐づいている結果となりました。
②チューニングモード(精緻に合致する証憑を検索する方法)
- 突合対象列を選択し、[突合を実行]をクリック
今回は「D列:補助科目」と「F借方金額」を突合対象列とします。 - 【突合条件の確認】で突合キーにチェックを入れて、[この条件で実行する]をクリック
- 借方金額が合致する証憑があるセルがハイライトされました。借方金額が合致するため正しい書類である可能性が高い証憑がピックアップされます。
!使い方のヒント
例えばチェックしたい証憑を効率的に探すためのとして固有の要素(金額値や会社名、摘要など)を突合キーとして設定することで時短に繋がります。一方で突合キーにチェックを入れすぎる場合、OR条件となるため、不要な書類が関連付く可能性があります。その場合はチェックを見直してみてください。
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