議事録から注記対象となるかもしれない議題を抽出

取締役会議事録から注記対象となる可能性のある議題を効率的に抽出するため、ジーニアルAIのデータ抽出機能を活用する方法をご紹介します。

この機能を使えば、偶発債務や関連当事者取引など重要な項目を迅速に確認し、レビュー品質を安定させることが可能です。

手順

1. 取締役会議事録をインポート
   当期の取締役会議事録をジーニアルAIにインポートします。
   複数のファイルも一括でインポート可能で、PDFや画像形式にも対応しています。
   
2. データ抽出項目を設定
   1. 抽出したい項目（例：偶発債務、関連当事者取引など）をExcelのヘッダー行に入力します。
      
   2. ジーニアルAIの[≡]から、［証憑一覧］を選択
      
      
   3. 抽出したい議事録ファイルを選択し、[データ抽出]を選択
   4. 証憑分類を[その他]、抽出項目を[シートのヘッダー行から項目を選択]を指定します。
3. データ抽出を実行
   インポートしたファイルを選択し、[データ抽出]をクリックします。
   AIが文書内容を解析し、指定項目に対応するデータをExcel形式で転記します。

利用のポイント

• 抽出項目を具体的に設定することで、必要な情報を的確に抽出できます。
• 機密性の高い文書を扱う際は、適切なセキュリティ対策を講じてください。

活用例

• 注記対象議題の特定
  偶発債務や関連当事者取引など、重要議題を素早く抽出し、注記に必要な情報を整理。
• 会議記録の分析
  取締役会の議題を一元管理し、重要な決議事項やリスク項目を確認。
• 財務報告への活用
  議事録から得られる情報をExcelに転記し、財務報告書の作成に活用。

その他の補助機能の活用

1. ワードピック機能書類上のテキストを使って書類上のテキストを検索できます。
   キーワード検索欄に文字入力しなくても、必要な情報が載ったページを素早く見つけられます。
2. テキストクリップ機能書類上のテキスト情報を簡単なマウス操作でエクセルに転記できるため、データ入力作業時間を削減し、効率的に作業を進めることができます。